駐車場最前線レポート

NPC24H横浜北幸第2パーキング

9階建ての自走式立体駐車場です!

駐車場最前線レポート「横浜北幸第2パーキング」写真1

物件名
NPC24H横浜北幸第2パーキング
竣工年月日
平成26年5月31日
建設地
神奈川県横浜市
型式
9層10段 連続傾床式(在来工法)
用途
時間貸用
担当拠点
東京支店

駐車場最前線レポート「横浜北幸第2パーキング」写真2

神奈川県出身の私が、第一印象で感じたことはあの「ハマボール」の裏に駐車場をつくるということでした。この土地には以前も駐車場が建っており、解体前の駐車場に何度か駐車したこともある、大変馴染みのある土地です。横浜駅から徒歩5分程度の場所にあり、繁華街、ホテル、高速道路の出入口も有る為、時間貸し駐車場としては、需要が多く見込まれる場所と思います。「以前の駐車場より使い勝手の良い駐車場」をコンセプトに、限られた敷地を最大限利用して設計されています。階層を増やし、高さを上げた分、奥行きを狭くしなければなりませんでしたが、車室スペースを広く確保するために、FR鋼を使用しブレースを多用することにより、極限まで柱サイズを小さくして、階段室及びエレベータについてもミニマムに設計することにより、車室の取れる範囲を少しでも広くしています。車路については以前より急勾配を減らし、中央段差部の間仕切りをメッシュフェンスにすることによって、対向車の視認性を高めています。

駐車場最前線レポート「横浜北幸第2パーキング」写真3

工事としての苦労は、横浜特有の丘陵地の為、支持層がバラバラで杭の長さが全て異なっていたこと、隣地境界ギリギリに山留めを施工しなければならなかったこと、天候にも恵まれず秋には台風、冬には大雪で、基礎工事と重なり、工期が厳しくなったことです。当社の物件としては一番高い9層10段の駐車場を狭い敷地に、かつ通行人も多い場所で建てるということが何よりも苦労したところです。
鉄骨の建て方作業時には1工区が30mの高さになった時、改めてその大きさを実感し、やり甲斐も更に増しました。建て方作業も終盤になるにつれて資材を置くスペースがなくなり、色々と試行錯誤しながら作業を行いました。ちょうどその時期に斜め向かいの現場が道路工事に入り、当現場では70tクレーンが道路に出ての作業であったため、調整に苦労しました。

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横浜駅の西口ではここまでの大きさの駐車場が他にはないので、今後オフィス街で働いている方や横浜に買い物に来た方々に、大いに利用して頂ければ、工事担当者としても大変に有り難く思います。

 

(レポート投稿者:現場監督&設計担当)

自走式駐車場施工ギャラリー

  • 駐車場最前線レポート「横浜北幸第2パーキング」写真5

    9層10段の自走式立体駐車場です。

  • 駐車場最前線レポート「横浜北幸第2パーキング」写真6

    屋上階の外灯には避雷針も施工しています。

  • 駐車場最前線レポート「横浜北幸第2パーキング」写真7

    駐車場裏側道路に抜ける通路を設けています。

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